人類が実際に暮らす場所での世界最低気温を記録したことで有名なサハ共和国オイミャコン地区の南部に位置する湖で、長さおよそ14キロメートル、幅4キロメートルの細長い形をしている。
平均深さは50メートルだが、湖底には複数の割れ目が発見され、その深さは85メートルまでに上る。

この湖は古くから“怪物が住む湖”と呼ばれ、欧米のネッシーに似た生き物が住み着いていると信じられている。
地元の住民の間でも多数の目撃情報が出ている他、実際に湖周辺で行方不明になった人たちもいる。
この話題は1960年代から多くの研究者の注目を集め、モスクワ国立大学を始め多数の大学や研究所から調査団が訪れるほどロシアでは有名である。

怪物を捕えた実際の映像は存在していないが、様々な調査を行った結果、巨大生物が存在していることを証明又は否定出来る証拠は見つからなかった。しかし、2005年に行われ調査では高機能のソナーが利用され、湖底にある割れ目辺りで巨大生物と思われる物体の動きを感知できる事に成功した。その他、この調査団により深夜に聞こえた不気味な鳴き声が記録され、詳しい検査を行った結果、現在知られている動物とは思えない音であると判明された。

この湖のもう一つの特徴は当地域の厳しい寒さ（真冬は－70°まで）に係わらず、水面が凍る速度が非常に遅く、湖全面が凍ることが一度も観察されていないこと。
この現象に関する説はいまだに発表されていない。



サハ共和国、オイミャコン地区（トムトル村からおよそ105㎞）
Labynkyr湖・怪物が住み着いた謎の湖


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